7月に新しい仕事を始めて4ヵ月半。
やっと色々見えてきました。
8月から3ヶ月超に渡り、当社の経営ビジョンの再設定をする作業を行っていました。
(ビジョンというのは、会社の方向性だったり、会社が「何屋さんを目指すのか」みたいな事)
今月に入って、取締役会と、その下の執行役員を含んだ経営会議で発表をして一応無事に終了!!(これから、この10倍ぐらい大変なんだけど。。。)
色々大変だったけど、得られたものも大きかった。
得られたことは大きく分けると2つあって、
ひとつは、会社全般が分からないと出来ない作業なので、それだけ会社の事が広く深くわかるようになったこと。それぞれのビジネスラインのポイントや問題点もそうだし、それに紐付く制度、企業風土とか文化のようなところも分かりました。
会社のキーマン達ともコネが出来たし、「おおぉ」と感嘆するような比較的若手の人材も見付かった。これは、今後の希望の光。
もうひとつは、自分のキャリアのチョイスについて間違ってなかった、確信が持てるようになったこと。
仕事を変えた一番の理由は、知識や思考の方法ではないソフトスキルが将来経営者になるときに必ず必要になると思ったから。ファイナンス畑では、デットとエクイティと両方を経験できて、スキルセットとしてはそこそこだと思っていたのだけど、その延長線に「経営」があるとは如何しても思えなかった。
今回のような経営ビジョンを作る作業、それを会社全体に落とし込む作業は、まさに「リーダシップ」だし、「人間力」。どうやって、自分の気持ちを相手に伝えるのか、自分の考えている方向に人々を導けるか。
この年齢でこの作業に入れたのは、ラッキーとしか言いようがない。自分の環境に感謝するしかありません。
今日は、グロービスのセミナー↓にいってきて、元産業再生機構の小城さんのお話を聞いてきた。
http://www.globis.co.jp/gmb/seminar/new/ca_se061119.html
話としては自分が問題意識として持っていたことにまさにドンピシャ。日本的な帰属型の組織のリーダーは、左脳(論理的思考とかハードスキル)と右脳(直感や情緒に訴えるところ)を使い分けることが大切との話。
マーケットのように数字をひたすら追い求める外部環境(左脳力が大切)と、人と人の繋がりのように感情で成り立っている組織(右能力が大切)の間でバランスを取れるリーダーがこれからは必要になると。
まさに仰るとおりで、自分の右脳を鍛える大切さを改めて実感。
さー、明日から頑張るぞ!!