インサイダー

村上ファンドが2005年2月のライブドアによるニッポン放送株大量取得を知った上で、同株を購入していた疑いで、逮捕されるという。



うーん。
起訴できるのかな??


ライブドアの大量取得をする事を知った上で同株を購入した(証取法166条)を想定しているのでしょう。村上ファンドは2003年中ごろからニッポン放送の主要株主で、1月5日時点では約18%を保有する筆頭株主。

考えられるポイントは2点で、

①ライブドアの株式取得決定→村上ファンドの株買い増し、という事実があるのか。

②ライブドアの株式取得方針を材料に、株式取得をしたのか。特にファンド内での情報伝達プロセスについて。



①については、ま、事実関係をしっかりと洗えば出てくるのでしょう。 出てきても、出てこなくても比較的明確。

②は仮にライブドアの株式取得方針が村上ファンドに伝わっていたとして、それが投資決定に影響を及ぼしたか否か(情報を利用したか)、どの程度信頼できる情報だったのか(情報の信頼性)。このあたりが、今後のファンド幹部とのやり取りでも出てくるのかな?



いずれにしても、今回の件、本当に本当に残念でなりません。
資本市場に身をおくものとして、村上さんのコメントには共感できる点が非常に多いし、その強い意思を実行し成功している数少ない日本人だからです。

「外資=ハゲタカ論(さすがに、最近はあまり聞きませんが)」とかマジナンセンスで偏狭な考え方があったのも、真っ当な資本市場の論理で荒稼ぎする日本人が皆無であったことが最大の理由。そういう意味でも、村上さんの存在は貴重でありました。



彼の、「(経営者は株主が選ぶもので)経営者に株主を選ばれてたまるものか!!」などは名言ですよ。家訓にしたいぐらい。
自分の会社の価値を高めることも、株主への還元をすることもできない、駄目経営者が日本には多い(もちろん、そうでない方も沢山いらっしゃいますが)。
日本企業への危機感、僕は非常に感じています。
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by noha777 | 2006-06-05 06:24 | ファイナンス


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