村上ファンド考 その3

村上さんが記者会見


 調べによると、村上代表は側近らと共謀。04年11月8日、LD側からニッポン放送株(当時東証2部)の5%以上を取得するとの決定を聞き、その公表前に利益を得ようと企て、翌9日~05年1月26日、計193万3100株を約99億5000万円で買い付けた疑い。
 証取法では、5%以上の株式取得を「公開買い付け(TOB)に準じる行為」と規定し、その情報を事前に知ったうえで購入することを禁じ、違反すれば3年以下の懲役か300万円以下の罰金と定めている。
 村上代表はこれに先立ち04年9月15日、既に買い進めていたニッポン放送株の処理に困り、堀江前社長や前財務担当取締役の宮内亮治被告(38)=同=に、一緒に同放送株を取得するよう要請。この際「私が17%持っているので、LDで3分の1(約33%)取得すれば同放送を入手できる。ひいてはフジテレビも支配できる」と持ち掛けた。この直後に、LDは資金繰りを検討して経営権獲得に乗り出すことを決め、11月8日に宮内前取締役らが村上代表側に伝えた。
(毎日新聞) - 6月5日21時9分更新



詳細については、isologueさん(http://www.tez.com/blog/)が詳しいかと。
(←本当によく書かれているブログで、自分の仕事にも活用させていただいています。多謝。)


今回の件を通して感じたことは、アクティビストファンドの運営の難しさであります。

村上ファンドのようなアクティビストファンドが狙う資本構成やバランスシートのゆがみは、東京スタイルのような小さな会社ばかりではなく、ひとつのファンドでは経営権の取得が難しいようなかなりの大企業でもあり得ます。

当然、それだけ大きな企業にプレッシャーをかけていくには、そのアイデアに同意をして株を一緒に買ってくれる仲間が必要となります。今回の村上さんも、ライブドアの経営陣に「買いましょう、儲かりますよ!!」と勧めてきたわけです。

ただ、そのプロセスの中で、自分はアウトサイダーだと思いながらも実はインサイダーになっている。こういうケースは他にもあるのではないでしょうかね?



確かに、証券会社ではM&Aを勧誘する部門(バンキング)と自己資金で取引をする部門(トレーディング)はかなり厳しく情報管理がされます。私のいる会社では、われわれアナリストはバンカーにメールをすることがテクニカルにできなくなっており、ここら辺については最近かなり厳密。


やはりファンドが、このような手法をとるのは難しいのかな?
少なくとも、第3者の大量株式取得が判明した時点で追加取得は止めとかないといけなかったんでしょうね。
あと、第3者を絡めるときは、利害関係のないエージェント(投資銀行など)を使うべきだったのでしょう。



何度も恐縮ですが、、、今回の件は本当に残念。
そして、「株主価値の考え方」を軽々しく批判するテレビの評論家には本当に虫唾が走る。
テレビ局は、村上さんを批判するだけの事をやってないでしょ。
資本市場をなめるな!
上場の意味を考えろ!!
まともな経営計画を作ってから出直して来い!!!

って、誰かいってやってください。
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by noha777 | 2006-06-06 00:17 | ファイナンス


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